会社の設立パーティーで頂いた、彫刻パネルです。自宅保管品です。裏面にその会社の名前が書いてあります。繊細で優雅な彫刻は細部まで美しく、背景の上品な空色とのコントラストが空間の雰囲気を柔らかく演出してくれます。【遠藤兆映】早くから金工に魅せられ、以来、それ一筋に取り組み、洗練された美しさを求め続けてきた金属工芸家（1927-　）。技術と経験が必要とされる金工の世界でさまざまな技法を体得し、丈夫で耐久力のある金属の色彩、光沢、質感を追究し、今日的なものでありながら後世にも鑑賞しうるような完成度の高い香器を作り上げる。郷里福島の思い出や修行時代過ごした仙台での彫金との出会いを語るとともに、＜首＞などの高度な技術を駆使した作品も紹介する。　1927年福島県伊達郡藤田町に生まれる。1956年帖佐美行先生に師事。1957年第43回光風会展初入選 第13回日展初入選。1963年第1回現代工芸展初入選 第11回日展「濤」特選・北斗賞受賞。1972年改組第3回日展「悠」特選受賞。1976年第7回日展審査員・第14回現代工芸展審査員。1977年日展会員。1979年日本新工芸家連盟創立会員・総務委員長。1980年第11回日展審査員。1981年第12回日展　香器「池畔」会員証受賞。1982年第13回日展審査員。1983年日本新工芸家連盟理事就任・日展評議員。1984年第15回日展「風のうた」内閣総理大臣賞受賞。1988年第9回日本新工芸展「蒼穹」文部大臣賞受賞。1992年西武百貨店大宮店にて個展開催。